ドラゴンボール人造人間徹底解剖!17号18号の本名と歴代最強の真実
鳥山明氏が生涯をかけて紡ぎ出した不朽の叙事詩『ドラゴンボール』において、サイヤ人の脅威と並び読者の魂を揺さぶり続けてきた存在が「人造人間」たちです。冷徹な科学技術が生み出した暗殺兵器でありながら、彼らの宿命には常に濃厚な人間ドラマが息づいていました。2020年代半ばを過ぎた現在も、映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』や各種メディアミックスを通じて新たな設定が明かされ、その考察熱は冷めるどころかさらに過熱しています。
かつて少年期の孫悟空に壊滅させられた悪の軍隊「レッドリボン軍」。その残党である天才科学者ドクター・ゲロが生み出した異形の戦士たちは、どのような目的で設計され、いかにして自我を獲得していったのか。本稿では、公式資料や原作者の貴重な証言を交えつつ、双子の本名や知られざる開発系譜、戦闘力の変遷、そして戦いの果てに辿り着いた現在の境遇まで、報道メディアの視点で徹底的に深層を掘り下げます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:17号・18号の本名は「ラピス」と「ラズリ」。二卵性双生児の不良少年少女をゲロが拉致・改造した生体ベースのサイボーグである。
- 要点2:16号がドラゴンボールで復活できなかった決定的な要因は、魂を持たない「全人工の完全機械型」として設計されていた点にある。
- 要点3:ドクター・ゲロの妄執は妻や息子への歪んだ愛情の裏返しであり、その血脈とテクノロジーは最新世代のガンマたちへ継承されている。
【原点と狂気】ドクター・ゲロの目的と人造人間編の壮絶なあらすじ
物語の大きな転換点となった「人造人間編」の発端は、未来からタイムマシンで来訪した青年トランクスの衝撃的な警告でした。悟空が不治の心臓病で病死し、突如出現した2人組の人造人間によってZ戦士が全滅、地球が地獄と化す――この絶望的な未来予告から、戦士たちの過酷な3年間の修練が幕を開けます。
首謀者であるドクター・ゲロの目的は、表向きは悟空への復讐とレッドリボン軍による世界征服でした。しかし、その根底にあったのは、自らが心血を注いだ兵器開発への誇りを無邪気な少年に粉砕されたことに対する、異常なまでの技術的執着と怨恨です。ゲロは超小型のスパイロボットを放ち、悟空のみならずベジータ、ピッコロ、さらにはフリーザ親子の細胞や戦闘データまでをも長年収集し続けました。
迎えた運命の日、現れた19号とゲロ自らを改造した20号の襲撃を皮切りに、封印を解かれた17号と18号、そしてゲロの息子を模した16号が目覚めます。さらにゲロの知らぬ地下研究室で培養されていた究極の生体兵器セルが乱入し、17号と18号を吸収してセル完全体へと進化を遂げました。地球の存亡を賭けた「セルゲーム」における孫悟飯の覚醒と悟空の自己犠牲に至る一連の流れは、人造人間というテーマがもたらしたサスペンスと極限バトルの到達点として、今なお語り継がれています。

【原作から映画まで】歴代人造人間一覧と開発コンセプトの系譜
ドクター・ゲロが開発した人造人間は、その製造技術によって大きく「完全機械型(ロボット)」「人間ベース型(サイボーグ)」「生体型(バイオ)」の3系統に分類されます。原作コミックスに登場した個体を中心に、後年の映像作品や公式外伝で明かされた重要キャラクターを含めた系譜を整理します。
| 個体名 | 製造タイプ・動力源 | 開発モチーフ・設定背景 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 人造人間8号(ハッチャン) | 人間ベース型(初期型) | フランケンシュタイン怪物型。心優しく暴力を拒絶 | ゲロの「兵器に心が宿る失敗」の第1号であり、人間賛歌の原点 |
| 人造人間16号 | 完全機械型(無機物) | ゲロの実子(上級兵士ゲボ)の容貌を完全再現 | 破壊力と自然愛の矛盾。悟飯覚醒の触媒となった孤高の傑作 |
| 人造人間17号・18号 | 人間ベース型(永久エネルギー炉) | 拉致された双子の姉弟。細胞レベルの超微細改造 | 驚異的なスタミナ無限設定。後に精神的自立を果たし味方へ転向 |
| 人造人間19号・20号 | エネルギー吸収型(19号は全人工、20号は脳移植) | 手のひらの吸気口から生体エネルギー・気弾を吸収 | ゲロの老化対策と服従重視の設計だが、基礎出力で超サイヤ人に及ばず |
| セル(第1形態〜完全体) | バイオ型(大型コンピュータ開発) | 悟空、ベジータ、ピッコロ、フリーザらの細胞合成 | 17号・18号を取り込むことで完成する生態系頂点の究極生物兵器 |
| 人造人間21号 | バイオ型(魔人細胞混成) | ゲロの亡き妻「ボミ」をモデルに構築された母性型 | ゲーム発祥ながら映画『スーパーヒーロー』で家系図入りした正史公認キャラ |
| ガンマ1号・ガンマ2号 | 完全機械型(最新鋭人造人間) | ゲロの孫Dr.ヘドが開発。「正義のスーパーヒーロー」が理念 | 高い知性と自己犠牲の精神を兼ね備え、Z戦士の最強格と互角に渡り合う |
原作第56巻相当のマッスルタワー編で登場した人造人間8号(ハッチャン)は、心を持ったがゆえに軍を裏切り悟空と友情を結びました。ゲロはこの「心が宿ると命令を聞かなくなる」という欠陥を克服するため、感情を排除した19号を造り、自らも20号へと改造したものの、生身の感情を残した17号と18号の手によって粛清されるという痛烈な因果応報を辿ることになります。
【双子の秘密】17号と18号の本名・双子関係と「強さ」の真実
読者の間で長年最大の謎とされてきたのが、17号と18号の素性と生前の出自です。鳥山明氏が公式インタビューやQ&Aで明かした設定によると、人造人間18号の本名は「ラズリ(Lazuli)」、そして人造人間17号の本名は「ラピス(Lapis)」です。2人は美しい群青色の宝石「ラピスラズリ」を分かち合う二卵性双生児の姉弟(18号が姉、17号が弟)であり、元々は普通の人間でした。
素行の悪かった不良姉弟に目をつけたドクター・ゲロによって拉致され、人体実験の末に改造された過去を持ちます。しかし彼らの改造手法は、機械のパーツで肉体を置き換えるものではなく、「細胞レベルでの有機的な強化」でした。極小の緊急停止装置と永久エネルギー炉を除けばほぼ生身の人間と同等であり、だからこそ食事をほとんど必要とせず水分補給のみで生存可能で、細胞の劣化が遅いため常人よりも遥かにゆっくりとしか老化しません。
さらに特筆すべきは人造人間17号の強さの飛躍的な進化です。セル編当時の17号は、神と融合したピッコロと互角のパワーを誇る程度でした。しかし『ドラゴンボール超』の「宇宙サバイバル編」で再登場した際、孤島の王立自然公園で密猟者から動物を守りながら孤独に自己鍛錬を重ねていた17号は、超サイヤ人ブルー状態の悟空と真っ向から拳を交える驚異的な戦闘力を披露しました。
「無限のスタミナと気」を持つ肉体で極限のメンタルトレーニングを積み重ねた結果、気のコントロールと障壁技術を究極の域まで昇華させ、全宇宙の猛者が集う「力の大会」で見事MVPを獲得するに至ったのです。

歴代最強ランキングの真相|セル完全体から最新世代までの戦闘力序列
多種多様な人造人間が登場する本作において、ファンの間で常に熱狂的な議論を呼ぶのが「誰が一番強いのか」という序列問題です。近年の公式設定、アニメ『超』、そして劇場版『スーパーヒーロー』の描写を網羅した客観的な強さランキングは以下の通りに集約されます。
【第1位:セルマックス】
Dr.ヘドがレッド製薬に遺留されたセルの設計図をベースに強制開発させられた超巨大兵器。制御プログラムが未完成だったため理性を失った怪獣状態でしたが、その破壊力は映画本編において超サイヤ人やピッコロの潜在能力解放形態を完全に圧倒。覚醒した「孫悟飯ビースト」の魔貫光殺砲でしか消滅させられなかった次元違いの怪異です。
【第2位:ガンマ1号・ガンマ2号】
天才Dr.ヘドが自らの美学を結集して造り上げた最高傑作。ピッコロをして「悟空やベジータに匹敵するのではないか」と危惧せしめたほどの高速機動と物理打撃力を誇ります。学習能力も極めて高く、アルティメットピッコロと互角以上の死闘を繰り広げました。
【第3位:人造人間17号(ドラゴンボール超・力の大会以降)】
無尽蔵のエネルギーと鉄壁のバリア、卓越した戦術眼により、破壊神候補であるジレンの猛攻を幾度も耐え凌ぎました。単独の攻撃破壊力のみならず、耐久戦と搦手において最強クラスの生存能力を誇ります。
【第4位:セル完全体(超完全体)】
Z時代における絶望の象徴。自爆から生還した「パーフェクトセル」は、サイヤ人の死線復活特性と瞬間移動、超サイヤ人2相当の雷光を纏い、太陽系全体を吹き飛ばすかめはめ波を放つ実力を有していました。
【第5位:人造人間18号】
セル編以降は主婦として生活していたため17号ほどの爆発的成長は見られませんが、永久エネルギー炉によるスタミナ切れのなさは健在。「力の大会」でも第2宇宙の精鋭リブリアンを撃破するなど、第一線の武闘家としての貫禄を保っています。
一般に知られていない盲点とネットの誤解|16号が復活しなかった理由
物語の熱心な読者の間で長年議論され、しばしばネット上で誤解を生んでいるのが「なぜ人造人間16号は神龍(シェンロン)の願いで復活できなかったのか」という疑問です。
セルゲームの終盤、Z戦士たちは神龍を呼び出し「セルに殺された人々を生き返らせてくれ」と願いました。この願いによってトランクスや一般市民は息を吹き返し、クリリンの機転による2つ目の願いで「17号と18号の体内の爆弾」が除去されました。しかし、悟飯に心優しき言葉を遺して頭部を踏み砕かれた16号が甦ることはありませんでした。
この理由は極めて論理的かつ残酷です。神龍の権能で蘇生できる対象は、あの世に「魂(霊魂)」が存在する生命体に限られます。17号と18号は人間をベースに改造されたサイボーグであり魂が存在しますが、人造人間16号は一切の生体部品を含まない「純粋な全人工のロボット」でした。彼がどれほど自然や小鳥を愛し、心優しい人格を有していようとも、世界の摂理上は「精密な機械」に過ぎず、死者ではなく「破損した物体」として扱われたため、魂を呼び戻す奇跡の対象外となったのです。
また、16号の容貌はドクター・ゲロがかつて若くして戦死した実の息子(レッドリボン軍上級兵士・暗号名ゲボ)を忠実に模して作られていました。ゲロは息子を戦場に出して二度と失いたくないという歪んだ親心から、16号に凶悪な戦闘力を与えつつも極力戦闘を忌避する穏やかなプログラムを施したとされています。この哀しい裏設定が、16号の「復活不能」という結末をより一層際立たせています。

【実態検証】ファンの熱狂と現場目線で見えた人造人間人気のリアル
連載終了から数十年を経た現代においても、人造人間たちのキャラクター人気は国内外を問わず衰えを知りません。国内の大手ホビー市場やゲームコミュニティの動向を追うと、彼らが放つ独特の美学が幅広い世代を惹きつけている実態が浮き彫りになります。
特に18号は、クールな美貌と毒舌、そして時折見せる情愛のギャップにより、全世界のアニメファンから屈指のヒロインとして支持され続けています。フィギュアのプレミアム価格帯での取引実績や、世界大会規模のeスポーツタイトル『ドラゴンボール ファイターズ』における17号・18号・21号の驚異的な使用率は、その洗練されたビジュアルと操作キャラクターとしての魅力の高さを如実に物語っています。
SNSやファンコミュニティのリアルな反響を検証すると、「絶望的なディストピアの支配者として登場したはずの彼らが、日常の営みを大切にする大人へと成熟していく過程に救いを感じる」という声が圧倒的多数を占めます。鳥山明氏が描いたのは単なるサイバーパンクの兵器ではなく、「運命に抗い、自らの人生を取り戻した若者たち」の再生劇だったからこそ、世代を超えた共感を獲得し続けているのです。
【現在とその後】戦いを終えた人造人間たちの意外な境遇と家族観
激闘を生き延びた人造人間たちは、劇的な戦いの後にどのような人生を選択したのでしょうか。その「現在とその後」の足跡には、鳥山作品特有の温かな人間味があふれています。
18号は、セル編の終幕で自らの爆弾を除去してくれたクリリンの純朴な優しさに触れ、やがて彼と結婚。長女マーロンを授かり、カメハウスで生活を営んでいます。家庭内では現実的で勝気な良き妻・母親であり、武道会の賞金にシビアにこだわるなど逞しい生活感覚を発揮しています。サイヤ人の血族ではないクリリンの身を案じ、時に武道家としての彼の背中を押すその姿は、理想的なパートナーシップの体現と言えるでしょう。
一方の17号は、南の巨大な王立自然公園の「動物保護官(レンジャー)」として就職しました。絶滅危惧種のミノタウロスなどを狙う密猟団を圧倒的な武力で撃退する日々を送っています。プライベートでは動物学者の女性と結婚して実子を1人もうけ、さらに2人の養子を引き取って計3人の子どもを育てる慈愛深き父親となっています。かつて世界をドライブしながらゲーム感覚で悟空を探していた少年は、大自然の静寂と家族を守る成熟した守護者へと変貌を遂げました。
【プロの結論】「親の呪縛」を脱却した自己決定と心理的バウンダリー
家族社会学および心理学の視点からドクター・ゲロと人造人間たちの関係性を分析すると、そこには現代社会でも深刻視される「毒親による過干渉と支配」の構図が鮮明に浮かび上がります。
ドクター・ゲロは、自らの復讐心と軍の再興という私怨を果たすための「道具」として、拉致した若者(ラピスとラズリ)の肉体を不可逆的に改変し、亡き妻(21号のモデル)や亡き息子(16号)の幻影をアンドロイドへと投影しました。これは、自己の承認欲求や未消化のトラウマを子どもに押し付け、個人の尊厳を奪う共依存的な精神的支配に他なりません。
しかし、17号と18号はゲロの命令を拒絶し、暴力的な束縛から物理的・精神的に離脱しました。彼らが手に入れた真の強さとは、永久エネルギー炉の出力ではなく、他者から押し付けられた役割を捨て去り、自らの意志で愛する家族を選び取った「心理的バウンダリー(境界線)」の確立にあります。親の呪縛を断ち切り、自分自身の生を全うする――彼らの後日談が読者の心を温めるのは、この普遍的な自立のプロセスが見事に描かれているからに他なりません。
【人造 人間 ドラゴンボール】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:17号と18号の本名である「ラピス」と「ラズリ」はどちらがどっちですか?
A1:黒髪の青年である人造人間17号が「ラピス(Lapis)」、金髪の女性である人造人間18号が「ラズリ(Lazuli)」です。2人は二卵性双生児であり、設定上は18号(ラズリ)が姉、17号(ラピス)が弟とされています。
Q2:人造人間21号の正体と、映画『スーパーヒーロー』との関係は?
A2:21号はドクター・ゲロの生前の妻であり、優秀な研究者であった「ボミ」をモデルに製造されたバイオ人造人間です。元々はゲーム『ドラゴンボール ファイターズ』のオリジナルキャラクターでしたが、映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』に登場したDr.ヘドの家系図において、ゲロの妻「ボミ」の姿として公式に逆輸入され、正史の系譜に組み込まれました。
Q3:17号や18号は子どもを作ることができるのですか?年を取らない理由は?
A3:2人はロボットではなく「人間ベースのサイボーグ」であり、生殖機能や内臓組織などの生体器官はほぼそのまま残されています。そのため、18号はクリリンとの間に娘(マーロン)を出産することができました。また、細胞への微細改造により代謝が最適化されているため、常人に比べて老化スピードが極端に遅いと公式に解説されています。
Q4:映画『スーパーヒーロー』のガンマ1号とガンマ2号を作ったのは誰ですか?
A4:ドクター・ゲロの実孫である天才科学者「Dr.ヘド」です。ヘドはゲロの悪しき思想には染まっておらず、自らが信じる「正義のスーパーヒーロー」を具現化するためにガンマたちを開発しました。ガンマ2号の自己犠牲とガンマ1号のカプセルコーポレーション就職は、ゲロの狂気から始まった系譜がようやく真の善性へと救済された瞬間でもありました。
まとめ:世代を超えて愛される人造人間たちが放つ人間賛歌
冷酷無比な暗殺兵器として産声を上げながらも、運命に抗い、それぞれの幸福を掴み取った『ドラゴンボール』の人造人間たち。ドクター・ゲロの復讐心から始まった血塗られた歴史は、孫のDr.ヘド、そして心優しきガンマたちの決断を通じて、ついに世界を守る力へと昇華されました。
人間とは何か、心を動かすものは何か――圧倒的なバトルアクションの裏側に潜む彼らの葛藤と成長の軌跡は、時代が移り変わっても色褪せることはありません。原作やアニメを改めて見返す際は、彼らの胸に宿る「消せない人間性」の温もりにぜひ注目してみてください。 (出典: 人造 人間 ドラゴンボール(Yahoo!ニュース))