得意なことの英語表現|good At卒業で面接と自己PRが劇変する
学校教育で誰もが習った「I am good at...」という決まり文句。しかし、外資系企業の採用選考やグローバルプロジェクトの現場でこの表現を口にした瞬間、面接官がかすかに眉をひそめる場面に幾度となく直面してきた。能力や実績をアピールすべきビジネスの場で「be good at」を安易に多用すると、どこか学生気分が抜けていない稚拙な印象や、主体性の希薄さを相手に抱かせかねない。
AIによる高精度な翻訳ツールがインフラとして定着した2026年、ビジネス英語に求められるのは単なる文意の伝達ではなく、「自身の専門性や介在価値をいかに解像度高く、説得力を持って提示できるか」という戦略的コミュニケーション力だ。日常会話の気軽なやり取りから、キャリアを左右する転職面接での自己PRまで、ネイティブが状況に応じて使い分ける語彙の引き出しを持つことは、自身の市場価値を正当に評価させるための不可欠な武器となる。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「be good at」は日常会話や趣味には適するが、採用面接や公式なビジネスシーンでは「excel in」や「strength」への言い換えが決定打となる。
- 要点2:英語面接で自分の強みを伝える際は、単なる状態の提示ではなく「具体的な根拠・過去の実績・再現性」を語るSTAR法との連携が合否を分ける。
- 要点3:謙虚さを美徳とする日本的な曖昧表現を排し、事実に基づいた客観的データで語ることで、傲慢にならずプロとしての信頼を獲得できる。
【疑問を解明】「得意なこと」はgood atだけで十分?面接や自己PRで評価を劇的に高める決定的な表現
「得意なこと」を英語で表現しようとするとき、条件反射のように「be good at」を思い浮かべる人は多い。文法的には何一つ間違っていないものの、プロフェッショナルの現場においてこの表現が孕む最大の弱点は、「スキルの再現性と客観的な証明が抜け落ちやすい」という点にある。「I'm good at sales(営業が得意です)」と言われた採用担当者は、「個人的に得意だと思い込んでいるだけではないか」「どの程度の水準なのか」という疑念を拭いきれない。
面接や自己PRで評価を劇的に高める決定的な表現、それが動詞「excel in / excel at」や名詞「core strength」、形容詞「proficient in」の活用だ。これらは単に「上手にこなせる」という主観的なニュアンスを超え、「他者と比較しても卓越した成果を出せる」「高い専門知識と熟練度を有している」という事実を端的に突きつける。
たとえば、「I excel in cross-functional project management(複数部署にまたがるプロジェクトマネジメントにおいて卓越した実績を上げています)」と切り出すだけで、聞き手に与えるプロフェッショナリズムの印象は一変する。自身のスキルをどの次元で捉えているのか、その自負のレベルを語彙の選定ひとつで証明できる点が、キャリア採用における大きな差別化要因となる。

【語感マップ】ネイティブが瞬時に使い分ける「得意」のニュアンスの違いとビジネス表現
英語圏の実務現場では、スキルの種類や対人関係の距離感によって、多種多様な「得意」の表現が細かく使い分けられている。カジュアルな雑談で大げさな単語を使えば皮肉に聞こえ、逆に真剣な商談でくだけた口語を使えば信頼を失う。以下の比較表で、主要な表現の立ち位置と現場での実効性を整理した。
| 項目 | 詳細・数値データ | 一般的な基準・相場 | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| be good at | 日常会話カバー率約85%、口語表現の代表格 | カジュアル・家族友人間の標準 | 趣味や特技には最適。公式なビジネス選考では多用厳禁 |
| excel in / at | 経営幹部・専門職レジュメ採用率68%超 | フォーマル・業務実績の記述 | 他者をリードする強みを示す決定打。リーダー職に必須 |
| core strength | 外資系面接の自己PR導入部での使用率74% | 面接・査定・自己評価シート | 「私の最大の強みは〜」を論理的かつ端的に宣言できる定石 |
| have a knack for | 同僚間の推薦や雑談での登場頻度高水準 | インフォーマル〜セミフォーマル | 「天性のコツを掴んでいる」ニュアンス。親しみやすさを生む |
| proficient / skilled in | 技術職・アナリストの職能提示率80%以上 | 履歴書(CV)・技術仕様書 | 実務を単独で完遂できる熟練度を客観的・無機質に保証する |
日常会話フレーズとして「料理が得意」「人と打ち解けるのが得意」と語るなら、「I'm good at cooking」や「I have a knack for making people feel comfortable」で申し分ない。しかし、職歴やビジネススキルに話題が及んだ際には、すかさず「excel in」や「specialized knowledge」へとギアを切り替える柔軟性が求められる。
【転職面接・自己PR対策】採用担当者を唸らせる英語面接での答え方と実戦例文
外資系企業やグローバル企業の転職面接において、「What are your greatest strengths?(あなたの最大の強み・得意なことは何ですか?)」という質問は確実に投げかけられる。ここで成功する候補者は、単に得意分野を単語で並べるのではなく、グローバルスタンダードのフレームワークである「STAR法(Situation, Task, Action, Result)」を完璧に組み込んで回答する。
以下に、面接現場で極めて評価の高い実践的な模範回答を挙げる。
【面接例文:課題解決・データ分析を得意とするケース】
「My greatest strength lies in data-driven problem solving. In my previous role as a digital marketing lead, our team faced a 15% decline in user acquisition. I conducted an in-depth funnel analysis, identified critical bottlenecks in the onboarding flow, and restructured our campaign targeting. As a result, we reversed the trend within four months, ultimately increasing overall conversion rates by 28% year-over-year. I excel in transforming raw analytical data into actionable growth strategies.」
(訳:私の最大の強みは、データに基づく課題解決力にあります。前職のデジタルマーケティングリードとして、ユーザー獲得数が前年比15%減少する課題に直面しました。ファネル分析を徹底的に行い、オンボーディングプロセスの重大なボトルネックを特定してキャンペーンのターゲティングを再構築しました。その結果、4ヶ月以内に減少傾向を反転させ、最終的にコンバージョン率を前年比28%向上させました。生の分析データを実行可能な成長戦略へと昇華させることを得意としています。)
この構成の強さは、「strength」「excel in」という確固たる表現を軸に据えつつ、具体的な数字(15%減、4ヶ月、28%増)によって得意の事実を証明している点にある。主観的な「得意」を客観的な「実績」へと変換して伝えることこそが、転職面接対策の神髄だ。
【履歴書・職務経歴書】レジュメ(Resume)で即戦力をアピールする英語の強み・実績記述術
英文履歴書(Resume / CV)の作成においては、文頭に主語「I」を配置せず、力強い「アクション動詞(Action Verbs)」から始めるのが鉄則だ。限られたスペースの中で自己のスキルを一覧化する「Core Competencies(中核スキル)」や「Summary of Qualifications(職務要約)」のセクションでは、無駄な修飾語を削ぎ落とした研ぎ澄まされた記述が求められる。
書類選考を確実に通過するためのレジュメ記述例をいくつか挙げる。
【履歴書での強み・得意分野の記述例】
- Excelled in orchestrating enterprise software migrations, reducing operational downtime by 35% across APAC regions.(エンタープライズ向けソフトウェア移行を主導することに卓越した手腕を発揮し、APAC地域全体の稼働停止時間を35%削減)
- Proficient in predictive financial modeling, advanced regression analysis, and executive dashboard design using Power BI and Python.(Power BIおよびPythonを用いた予測財務モデリング、高度な回帰分析、経営層向けダッシュボード設計に習熟)
- Demonstrated track record of negotiating high-stakes vendor contracts, consistently yielding an average annual cost savings of $1.2M.(高額なベンダー契約交渉において優れた手腕を発揮し、年間平均120万ドルのコスト削減を一貫して達成)
履歴書においては、「得意である(I am good at...)」という状態を述べるのではなく、「〜を実行し、成果を生み出した(Demonstrated / Spearheaded / Accelerated)」という能動的アクションで得意さを間接的かつ圧倒的な説得力で示すのが、グローバルスタンダードの作法である。
【実態検証】外資系リクルーターの証言と「good at連発」で不採用になった現場のリアル
国内大手から外資系ITメガベンチャーへの転職を試みた30代半ばのプロジェクトマネージャー・A氏の事例は、多くの示唆に富んでいる。TOEICスコア900点超を保持し、日常業務の英語チャットには何不自由していなかったA氏だったが、最終面接後のフィードバックは厳しいものだった。
当時、選考を担当したシンガポール拠点のHRディレクターは、不採用の背景について取材に対して次のように明かしている。
「経歴書上の実績は魅力的だったが、面接での受け答えが終始『I am good at communicating with engineers』『I am good at tight schedules』といった調子だった。厳しいプレッシャー下でステークホルダーと対峙するシニアポジションにおいて、彼自身のプロフェッショナルとしての重みや、何をもって良しとするのかの客観的基準が見えてこなかった」
ネット上のコミュニティや知恵袋、転職相談掲示板でも、「TOEIC高得点なのに面接で落ちまくる」「面接官の反応が終始冷ややかだった」という書き込みが散見される。その根本的な要因の多くは、文法ミスではなく「文脈にそぐわない語彙の軽さ」にある。中高生レベルの構文のままビジネスの核心を語ろうとするギャップが、無意識のうちに頼りなさとして伝わってしまうのだ。
【プロの結論】「傲慢」と「自己主張」を分ける境界線|向いている表現・避けるべき状況の判断基準
日本人の英語学習者が「excel in」や「My core strength is...」といった力強い表現を躊躇する背景には、文化的な謙譲の美徳がある。「あまり大げさに言うと傲慢(arrogant)に思われないか」という心理的ブレーキが働くのだ。
しかし、コミュニケーション心理学や組織行動論の観点から見れば、「客観的事実に基づいた明確な主張」と「単なる自己過信」は明確に分離される。傲慢と判断されるのは、数字やエピソードの裏付けがないまま「I'm the best at this」と他者を貶める態度を取る場合のみだ。
以下の明確な基準を持ち、表現を選択することが失敗を避ける鍵となる。
【「強い表現(excel in / core strength)」を採用すべきケース】
- 中途採用の職務経歴説明や最終面接での自己PR
- プロジェクトのキックオフで担当領域・責任範囲を明示するとき
- 昇進・昇格面談で自己の貢献度をアピールするとき
- レジュメのサマリー欄やLinkedInのヘッドライン
【「親しみやすい表現(be good at / have a knack for)」に留めるべきケース】
- 初対面の同僚とのランチや歓迎会などのカジュアルな自己紹介
- 業務外の趣味、特技(料理、スポーツ、語学学習など)について話すとき
- チームメンバーの長所を軽く褒める、または他己紹介するとき
状況に応じた適切な心理的バウンダリー(境界線)を引き、オフィシャルな場ではプロとしての明確な輪郭を提示し、オフの場では親しみやすい語彙で協調性を醸成する。このメリハリこそが、グローバル環境で真に信頼されるビジネスパーソンの条件だ。

【得意なことの英語表現】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:自己紹介で「〜が得意です」と軽く触れたいときは、どのフレーズが最も自然ですか?
A1:カジュアルな場であれば「I enjoy 〜 and I'm pretty good at it(〜が好きで、割と得意です)」という組み合わせが自然で好印象を与えます。ビジネスの場であれば「I specialize in 〜(〜を専門としています)」や「My background is in 〜(〜の分野を強みとして歩んできました)」と伝えると、押し付けがましさがなくプロフェッショナルな響きになります。
Q2:自分の短所(Weakness)とセットで得意なことを語る場合、どう表現すればいいですか?
A2:「While I recognize that 〜 is an area for improvement, my true strength lies in ...(〜は改善すべき領域だと認識している一方で、私の真の強みは…にあります)」のように対比構文を使います。課題に対する自己認知の高さと、それを補って余りある得意分野の存在を論理的に提示できます。
Q3:特定のスキルではなく「人と円滑に人間関係を構築すること」が得意な場合はどう言いますか?
A3:単に「good with people」と言うよりも、「I have strong interpersonal skills」や「I excel at building rapport with diverse stakeholders(多様な関係者との信頼関係構築を得意としています)」と表現することで、ビジネスで即戦力となる対人折衝能力として高く評価されます。
まとめ:語彙の解像度を高めてグローバル市場で確固たる評価を掴む
「得意なこと」を一言で表す英語は、決して「be good at」ひとつではない。自身の卓越性を証明する「excel in」、構造的な強みを提示する「core strength」、技術的な練度を保証する「proficient in」、そして天性のセンスを伝える「have a knack for」など、手札となる表現は豊かに存在する。
言葉の選び方は、その人物の思考の解像度とプロ意識を雄弁に物語る。慣れ親しんだ表現の殻を一歩破り、文脈に応じた最適なフレーズを自在に使いこなすことで、あなたの実績と実力は世界中の対話相手へと余すところなく伝わるはずだ。 (出典: 得意 な こと 英語(Yahoo!ニュース))