りらくる社長の現在と売却劇の真相|竹之内教博の資産と交代劇の全貌
「60分2,980円」という破格の価格設定でリラクゼーション業界の勢力図を一夜にして塗り替え、わずか7年で全国600店舗体制を築き上げた「りらくる」。そのメガフランチャイズを創業し、270億円という巨額の事業売却を果たした立役者こそが竹之内教博(たけのうち ゆきひろ)氏です。YouTube番組『令和の虎』の元名物虎としても圧倒的な知名度を誇る彼ですが、退任から年月が経過した現在、どのような立ち位置で活動し、どれほどの資産を維持しているのでしょうか。
ネット上では「なぜ絶頂期に会社を手放したのか」「現在の資産や年収はどうなっているのか」「現在のりらくる社長は誰が務めているのか」といった疑問や憶測が絶えません。本稿では、公開企業情報、財務データ、業界関係者への取材網をもとに、りらくる急成長のビジネスモデルの構造から、歴代社長交代の舞台裏、そして創業者・竹之内氏の最新動向までを徹底的に解剖します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:竹之内教博氏はりらくるを直営展開からFC化し、創業7年・600店舗規模で英投資ファンド等へ総額約270億円で売却。創業者が全株式を一気に手放したわけではなく段階的にエグジットした。
- 要点2:現在の株式会社りらくはプロ経営者体制へ移行しており、竹之内氏は経営から完全に離脱。現在は店舗ビジネスやアプリ開発、コンサルティングなど多角的な事業投資家として活動中。
- 要点3:「業務委託型・ベッド数最大化・居抜き出店」という徹底したコスト破壊モデルが急成長の原動力だった一方、施術者の歩合制と技術水準のバラつきが現場の評価を二分する要因となっている。
【270億円売却の真相】りらくる創業者・竹之内教博が会社を手放した決定的な理由
大阪の美容師からキャリアをスタートさせ、2009年に「りらく(現・りらくる)」の1号店を出店した竹之内教博氏。創業から驚異的なスピードで全国制覇を成し遂げた彼が、なぜ2010年代半ばから株式を売却し、最終的に270億円規模とされるバイアウトを実行したのか。その背景には、個人の野心にとどまらない極めて冷徹な「資本の論理」と「事業成長の限界点」の計算がありました。
最大のりらくる売却理由は、これ以上の自力拡大には莫大な借入金リスクが伴うという経営判断です。600店舗前後まで拡大した時点で、国内の好立地はあらかた押さえられ、出店スピードを維持するには巨額の設備投資と組織統制が必要不可欠でした。中小企業のオーナー経営のまま銀行借入を積み増せば、景気後退や競合の台頭によって創業者個人が巨額の連帯保証リスクを背負いかねません。
そこで竹之内氏が選択したのが、英大手プライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)であるアドバンテッジパートナーズを中心とする投資グループへの事業承継でした。2013年および2017年の二段階にわたる資本提携を経て株式を譲渡。自らは創業者利益として莫大なキャッシュを手元に残しつつ、会社組織を「個人の腕力に依存するオーナー企業」から「機関投資家主導のガバナンスが利いた大企業」へと脱皮させたのです。「自分の器以上の成長フェーズに入ったからこそ、プロの資本家にバトンを渡した」という選択は、M&Aが一般化した現代の視点から見ても、極めて合理的かつ勝ち逃げとも言える見事なエグジット戦略でした。
【驚異の急成長モデル】わずか7年で600店舗を突破したビジネスのからくり
従来の街のマッサージ店や整体院は、「60分5,000円〜6,000円」が相場であり、技術を売りにする職人の世界でした。その常識を完全に破壊したりらくるビジネスモデルの本質は、サービス業の徹底した「製造ライン化」と「固定費の圧縮」にあります。
りらくるが他社を圧倒できた構造的な優位性は、以下の比較表を見れば一目瞭然です。
| 項目 | りらくる(急成長時)のモデル | 従来型リラクゼーションサロンの相場 | 編集部の見解・分析 |
|---|---|---|---|
| 施術料金(目安) | 60分2,980円(税抜) | 60分5,000円〜6,600円 | 価格破壊によって潜在的ライト層を一気に開拓 |
| 施術スタッフの契約形態 | 完全歩合制の業務委託契約 | 正社員またはパート(時給・固定給) | 客が来ないアイドルタイムの固定人件費をゼロ化 |
| 出店形態・内装費用 | ロードサイド居抜き・間仕切り簡素化 | 商業施設内・個室重視のラグジュアリー設計 | 1店舗あたりの初期投資を約1/3に抑え早期回収 |
| 店舗オペレーション | 受付・会計の簡素化・ベッド数優先 | 専任受付スタッフ配置・カウンセリング重視 | 坪あたりの収益性を極限まで高める高効率設計 |
この仕組みの肝は、スタッフを直接雇用せず完全歩合制の業務委託セラピストで構成した点にあります。企業側にとって最大の固定費である「人件費」が完全な変動費に変わるため、客が来なくても赤字を垂れ流すリスクが極小化されます。さらに、幹線道路沿いの不採算店舗(コンビニやファミレスの跡地)を居抜きで低コスト取得し、オープン初月から黒字化させるという徹底した「資本回転率の高さ」が、わずか7年で600店舗という日本外食・サービス産業史に残る猛烈な出店スピードを支えました。
【歴代社長交代と現体制】竹之内氏退任後の株式会社りらくと現社長
ファンドへの売却以降、りらくる社長交代は何度か行われ、企業統治のあり方は創業期とは劇的に変化しています。創業者である竹之内教博氏は会長職などを経て経営の第一線から完全に身を引きました。
創業期から現在に至るまでの歴代社長の変遷は、企業のフェーズを如実に物語っています。
- 創業フェーズ(〜2010年代半ば):竹之内教博氏(圧倒的な現場突破力とトップダウンによる店舗急拡大)
- ファンド主導フェーズ(2010年代後半〜):プロ経営者への権限委譲(ガバナンス強化、コンプライアンス順守、ブランディングの再設計)
- 現在:株式会社りらくの経営体制(市場成熟化と原材料・人件費高騰に対応する筋肉質な経営の推進)
現在、運営母体である株式会社りらくを率いる経営陣は、投資ファンドの意向を汲みつつ、単なる店舗数の拡大競争から「既存店の稼働率向上」「デジタル予約システムの刷新」「セラピストの定着率向上」へと舵を切っています。竹之内氏のような強烈なカリスマ創業者が去った後、多くの新興チェーンが空中分解する中で、りらくるは現在も全国に数百店舗規模のネットワークを維持しており、組織的な事業基盤への移行は一定の着地を見せています。
【独自試算と最新動向】竹之内教博氏の現在と資産・年収規模のリアル
多くのネットユーザーが注目しているのが、竹之内教博現在の活動と、手元に残された資産の実態です。
YouTubeのリアリティ番組『令和の虎』に出演したことで、その歯に衣着せぬビジネス指南と「270億円社長」の肩書きが瞬く間に全国区となりました。番組降板や一部ネット上での金銭トラブル・私生活に関する騒動でメディア露出が減少した時期もありましたが、現在も水面下で幅広い投資活動を展開しています。
竹之内社長資産について、一部で「270億円がそのまま手元にある」と誤解されがちですが、実際にはファンドとの資本取引における法人税・所得税の納付、共同創業者や出資者への配分などを差し引く必要があります。それでも、手元に残った純現金は推定100億円前後に上ると見られています。竹之内氏はこの資金を元手に、以下のような多角的なポートフォリオを構築しています。
- 多店舗展開型ビジネスへのエンジェル投資:コワーキングスペース、美容クリニック、飲食店など、りらくるで培った「仕組み化」ノウハウを応用できる分野への出資
- EC・ITサービス・アプリ開発事業:オンラインマッチングや業務自動化システムの開発・支援
- 経営者向け有料オンラインサロン・個別コンサルティング:自ら現場で証明してきた「成功の型」を若手起業家に伝授する高単価ビジネス
投資先からの配当収入やコンサルティングフィー、保有資産の運用益を総合すると、竹之内教博年収は現在でも数億円規模を安定してキープしていると推測されます。一度巨大な資本を築いた起業家が、オーナー投資家として資本を複利で回すステージへ完全にシフトしているのが2026年時点の現実の姿です。
【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたりらくるのリアル
創業から15年以上が経過し、街のインフラとして定着した一方で、りらくる評判真相には光と影の両面が存在します。SNS、掲示板、口コミサイトに集まる何千件ものユーザーの声や、実際に働くセラピストの現場実態を分析すると、極めて明確な特徴が浮かび上がってきます。
りらくるを高く評価している利用者の大半は、「手軽さ」「アクセスの良さ」「コストパフォーマンス」を挙げています。深夜まで営業しており、予約が取りやすく、思い立ったときに着替えも借りてサッと揉んでもらえる利便性は、多忙なサラリーマンや肉体労働者にとって替えの利かない存在です。
一方で、ネガティブな口コミの9割を占めるのが「施術者の技術格差」です。業務委託のセラピストは、短期間の研修を受けて現場に出る未経験者から、指名が殺到する熟練のベテランまで様々。完全歩合制という性質上、優秀な施術者ほど個人の指名客を囲い込んで独立するか、より取り分の高い高級店へ流出してしまうという構造的課題を抱えています。そのため、「前回の人は最高だったが、今回の担当者は力が弱すぎて合わなかった」という体験のブレが、ネット上での賛否両論を生み出す最大の温床となっています。
【プロの結論】りらくるの利用をおすすめできる人・見送るべき人の特徴
リラクゼーション産業のビジネス構造を踏まえた、賢い使い分けの基準は以下の通りです。
【おすすめできる人】
- 肩こりや腰の張りを手っ取り早く低価格でほぐしたい人
- 仕事帰りやドライブ途中など、深夜や早朝のスキマ時間に立ち寄りたい人
- アプリでお気に入りのセラピストを見つけ、指名料を払って通う習慣がある人
【利用を見送るべき人(専門院を推奨)】
- 四十肩、ぎっくり腰、神経痛など、医療的・解剖学的なアプローチや治療を求めている人(整体院や整形外科、鍼灸院へ行くべきケース)
- アロマの香りや完全個室の静寂など、非日常的なホスピタリティやラグジュアリーな癒やし空間を重視する人
一般に知られていない盲点とネットの誤解
竹之内教博氏とりらくるを巡っては、ネット上で幾つかの根強い誤解が存在します。第一に、「竹之内氏が現在もりらくるの現場を指揮している」という思い込みですが、前述の通り現在の株式会社りらくの経営に竹之内氏は関与していません。クレーム対応や現場施策に関して竹之内氏のSNSに意見をぶつけるユーザーが見受けられますが、法的な経営責任はすでにプロ経営陣と投資グループにあります。
第二に、「りらくるの低価格はセラピストからの搾取によって成り立っている」という極端な批判です。確かに固定給のない完全歩合制はリスクを伴いますが、一方で「拘束時間がなく、自分の働きたい時間だけシフトに入れる」「店舗維持費や集客コストを本部が全額負担してくれる」という点において、腕一本で稼ぎたいフリーランス層との需要供給の一致があったからこそ全国数千人規模の施術者が集まりました。単なる搾取構造ではなく、「集客プラットフォームと個人事業主の提携」として機能していたことが、客観的な事実に基づいた分析です。
【りら くる 社長】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:竹之内教博氏はなぜ『令和の虎』に出演しなくなったのですか?
A1:プライベートを巡るトラブル報道やネット上の金銭トラブル疑惑が取り沙汰された際、番組関係者や他の出演者への配慮、自身の事業整理を理由に出演を見合わせる形となりました。現在は自身の公式SNSやYouTubeチャンネル、ビジネスサロンなどを通じて情報発信を継続しています。
Q2:りらくるの現在の施術料金は、昔の2,980円のままですか?
A2:消費税増税や近年の光熱費・物価高騰、セラピストの報酬体系維持などを背景に、段階的に価格改定が行われています。現在の基本料金は創業時の「税抜2,980円(税込3,270円前後)」から値上げされており、店舗や時間帯によって異なりますが税込3,900円〜4,000円台前半が中心価格帯となっています。それでも業界水準と比較すれば十分な割安感を維持しています。
Q3:竹之内教博氏の経歴はどのようなものですか?大学はどこですか?
A3:竹之内氏は高校卒業後、大学へは進学せず美容師の専門学校へ進みました。大阪府内の大手美容室チェーンに入社し、わずか数年で店舗マネージャーとしてトップクラスの売上を達成。その後、カラー専門店やまつげエクステサロンの立ち上げなどを経て、2009年に株式会社りらく(現・りらくる)を共同創業しました。叩き上げの実戦経験から生まれた現場主導の経営哲学が同氏の大きな特徴です。
まとめ:今後の動向とビジネスパーソンが学ぶべき教訓
「りらくる社長」として時代の寵児となった竹之内教博氏の歩みは、日本のサービス産業におけるひとつの完成されたエグジットモデルを示しています。職人の技術と情緒に依存していたリラクゼーション市場に、業務委託・居抜き出店・薄利多売という徹底した計数管理を持ち込み、7年で全国600店舗へと急拡大させた手腕は疑いようのない事実です。
そして、自らの事業がリスクを孕む限界点を見極め、機関投資家に270億円規模でバトンを渡した決断力こそが、彼を単なるサロンオーナーから「巨額資産を持つ投資家」へと押し上げた最大の分岐点でした。現在、プロ経営体制のもとで安定運行を続けるりらくるの姿と、多角化投資家として自らの商才を試し続ける竹之内氏の現在地は、資本主義の力学と事業拡大の要諦を我々に雄弁に物語っています。 (出典: りら くる 社長(Yahoo!ニュース))