小5漢字一覧全193字を徹底攻略!画数急増の壁を突破する学習法
小学校の国語学習において、多くの児童と保護者が「急に点数が取れなくなった」「漢字の宿題に時間がかかるようになった」と頭を抱えるのが小学5年生のタイミングです。低学年で学んだ基礎的な文字から一転し、社会科や理科と連動した抽象的な概念を表す言葉や、画数が多く細部の書き分けが難しい漢字が一気に押し寄せます。
文部科学省の小学校学習指導要領で定められている5年生配当漢字193字は、中学入試はもちろん、その後の高校入試や社会生活全般を支える語彙力の基盤となります。この記事では、5年生で習う全漢字の整理から、なぜこの学年でつまずきが多発するのかという構造的な原因、教科書別の対策、さらには家庭で今すぐ使える無料プリントや2026年最新漢字ドリルまで、現場取材の知見を交えて分かりやすくお届けします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:5年生配当漢字は全193字で構成され、10画以上の複雑な文字や抽象語が急増して学習の難易度が一段階跳ね上がる。
- 要点2:つまずきの主因は「画数・パーツの増加」と「同音異義語の判別難」にあり、丸暗記ではなく部首や熟語の意味理解が不可欠。
- 要点3:光村図書や東京書籍など採択教科書ごとの出題順を把握し、無料プリントや最新ドリルを組み合わせた反復学習が最も効果的。
【完全版】小学校5年生で習う配当漢字全193字の一覧表
現行の小学校学習指導要領における学年別漢字配当表に基づき、小学5年生で学習する漢字は合計193字です。まずは全体像を把握できるよう、音読み・訓読みの代表例とともに整理しました。
【あ行〜さ行】
圧(アツ)/移(イ・うつる)/因(イン・よる)/永(エイ・ながい)/営(エイ・いとなむ)/衛(エイ)/易(エキ・イ・やさしい)/益(エキ・ヤク)/液(エキ)/演(エン)/応(オウ・こたえる)/往(オウ)/桜(オウ・さくら)/恩(オン)/可(カ)/仮(カ・ケ・かり)/価(カ・あたい)/河(カ・かわ)/過(カ・すぎる)/賀(ガ)/快(カイ・こころよい)/解(カイ・ゲ・とく)/格(カク・コウ)/確(カク・たしか)/額(ガク・ひたい)/刊(カン)/幹(カン・みき)/慣(カン・なれる)/眼(ガン・ゲン・まなこ)/基(キ・もと)/寄(キ・よる)/規(キ)/技(ギ・わざ)/義(ギ)/逆(ギャク・さからう)/久(キュウ・ク・ひさしい)/旧(キュウ)/居(キョ・いる)/許(キョ・ゆるす)/境(キョウ・ケイ・さかい)/均(キン)/禁(キン)/句(ク)/群(グン・むれる)/経(ケイ・キョウ・へる)/潔(ケツ・いさぎよい)/件(ケン)/券(ケン)/検(ケン)/険(ケン・けわしい)/減(ゲン・へる)/現(ゲン・あらわれる)/限(ゲン・かぎる)/孝(コウ)/厚(コウ・あつい)/耕(コウ・たがやす)/航(コウ)/鉱(コウ)/構(コウ・かまえる)/興(コウ・キョウ・おこる)/告(コク・つげる)/混(コン・まざる)/査(サ)/再(サイ・サ・ふたたび)/災(サイ・わざわい)/妻(サイ・つま)/採(サイ・とる)/際(サイ・きわ)/在(ザイ・ある)/財(ザイ・サイ)/罪(ザイ・つみ)/雑(ザツ・ゾウ)/酸(サン・すい)/賛(サン)/志(シ・こころざし)/支(シ・ささえる)/枝(シ・えだ)/資(シ)/飼(シ・かう)/示(ジ・シ・しめす)/似(ジ・にる)/識(シキ)/質(シツ・シチ)/舎(シャ)/謝(シャ・あやまる)/授(ジュ・さずける)/修(シュウ・おさめる)/述(ジュツ・のべる)/術(ジュツ)/準(ジュン)/序(ジョ)/招(ショウ・まねく)/承(ショウ・うけたまわる)/証(ショウ)/条(ジョウ)/状(ジョウ)/常(ジョウ・つね)/情(ジョウ・セイ・なさけ)/織(ショク・シキ・おる)/職(ショク)/制(セイ)/性(セイ・ショウ)/政(セイ・ショウ・まつりごと)/勢(セイ・いきおい)/精(セイ・ショウ)/製(セイ)/税(ゼイ)/責(セキ・せめる)/績(セキ)/接(セツ・つぐ)/設(セツ・もうける)/舌(ゼツ・した)/絶(ゼツ・たえる)/銭(セン・ぜに)/祖(ソ)/素(ソ・ス)/総(ソウ)/造(ゾウ・つくる)/増(ゾウ・ます・ふえる)/側(ソク・がわ)/則(ソク)/測(ソク・はかる)/続(ゾク・つづく)/卒(ソツ)/損(ソン・そこなう)
【た行〜わ行】
退(タイ・しりぞく)/貸(タイ・かす)/態(タイ)/団(ダン・トン)/断(ダン・たつ・ことわる)/築(チク・きずく)/張(チョウ・はる)/提(テイ・さげる)/程(テイ・ほど)/適(テキ)/敵(テキ・かたき)/統(トウ・すべる)/導(ドウ・みちびく)/銅(ドウ)/徳(トク)/独(ドク・ひとり)/任(ニン・まかせる)/燃(ネン・もえる)/能(ノウ)/破(ハ・やぶる)/犯(ハン・おかす)/判(ハン・バン)/版(ハン)/比(ヒ・くらべる)/肥(ヒ・こえる)/非(ヒ)/備(ビ・そなえる)/俵(ヒョウ・たわら)/評(ヒョウ)/貧(ヒン・ビン・まずしい)/布(フ・ぬの)/婦(フ)/富(フ・フウ・とむ)/武(ブ・ム)/復(フク)/複(フク)/仏(ブツ・ほとけ)/編(ヘン・あむ)/弁(ベン)/保(ホ・たもつ)/墓(ボ・はか)/報(ホウ・むくいる)/豊(ホウ・ゆたか)/防(ボウ・ふせぐ)/貿(ボウ)/暴(ボウ・バク・あばれる)/務(ム・つとめる)/夢(ム・ゆめ)/迷(メイ・まよう)/綿(メン・わた)/輸(ユ)/余(ヨ・あまる)/預(ヨ・あずける)/容(ヨウ)/略(リャク)/留(リュウ・ル・とめる)/領(リョウ)/歴(レキ)
なぜ小5で漢字のつまずきが急増するのか?現場が見た3つの決定的な壁
教育現場を取材すると、小学校4生までは国語が得意だった子どもが、5年生に進級した途端に漢字テストで大幅に点数を落とすケースが後を絶ちません。この現象には、発達段階とカリキュラムの特性に起因する明確な3つの構造的理由が存在します。
第1の壁は、「視覚的情報量の爆発」です。1〜3年生の漢字は「山」「川」「日」など形から連想しやすい象形文字が多く、画数も一桁台が中心でした。しかし5年生になると、「職(18画)」「護(※6年配当)」に迫る「築(16画)」「燃(16画)」「興(16画)」といった15画超の文字が頻出し、全体の平均画数も一気に引き上がります。画数が増えることで「つくり」の細部を書き落としたり、マス目のバランスを崩したりして減点される児童が続出します。
第2の壁は、「抽象度の高い概念語へのシフト」です。低学年で習う漢字は目に見える事物や直感的な動作を表すものが中心でしたが、5年生では「態(状態)」「領(占領・領土)」「責(責任)」「質(性質)」など、実体を持たない抽象的な社会概念を表す漢字が主体となります。生活経験の中で使い慣れていないため、単なる記号の詰め込みになってしまい、記憶に定着しにくいのです。
第3の壁は、「同音異義語の爆発的な増加」です。例えば「コウ」という読みだけでも、「構」「講(※6年)」「鉱」「航」「耕」「孝」「興」など無数に登場します。前後の文脈から「どの漢字を選択すべきか」を判断する高度な国語力が問われるため、文章題になると途端に誤字が目立つようになります。
【画数・部首順】テストで失点しやすい要注意漢字の傾向と対策
5年生の漢字テストで平均点を下げる要因は、形が酷似している漢字の混同や、部首・画数の誤認識にあります。小5漢字画数順一覧の中でも特にミスの多いポイントを分析しました。
画数の多さで崩れやすい漢字(15画以上)
画数が多い漢字は、部分ごとの組み合わせを分解して覚えるのが鉄則です。例えば「築(16画)」は「竹(たけかんむり)+工+凡+木」と分解して認識させないと、中心部のバランスが崩れて誤字になります。また、「興(16画)」は中央部分の筆順や隙間の配置が難しく、書き順練習を疎かにすると形が歪みやすい文字の筆頭です。
形が似ていて取り違えやすいペア
テスト作成者が好んで「ひっかけ」として出題するのが以下の組み合わせです。
- 「職」と「織」:耳へん(職)は「仕事・役割」、糸へん(織)は「布を織る・組織」。意味と部首を直結させることが不可欠です。
- 「貸」と「賃(※6年)」または「資」:貝(お金)に関する漢字ですが、「貸(代+貝)」と「資(次+貝)」は意味の混同が起きやすいため、熟語(貸出・資金)でセットにして覚えます。
- 「 pres(預)」と「領」:頁(おおがい)を部首に持つ漢字群。「預かる」と「領(おさめる)」は旁(つくり)の部首が共通しているため、偏(へん)の違いを意識させます。
5年生漢字部首一覧を意識する際は、特に「まだれ(庫・庁・店※過年度)」「ぎょうにんべん(徒・得・復・往・役)」「しんにょう(適・導・過・造・迷)」の筆順と留め・払いを再点検してください。しんにょうは最後に書くという基本ルールを守れていない児童が依然として多く見られます。
教科書会社(光村図書・東京書籍)の進度差とテスト対策のポイント
小学校で広く採用されている「光村図書」と「東京書籍」では、同じ5年生配当漢字193字であっても、どの学期・単元でどの漢字を履修するかの順序が大きく異なります。定期テストや単元テストで着実に得点を重ねるためには、学校で使われている教科書の進度を正確に把握することが欠かせません。
例えば光村図書の教科書では、1学期の物語文「いつか、大切なところ」や説明文「言葉と事実」などの読解教材に連動して漢字が配当されます。文章の文脈の中で登場するため、登場人物の心情や論理展開と一緒に語彙としてインプットしやすい構成が特徴です。
一方、東京書籍は言語活動との結びつきを重視し、新出漢字がまとまったブロックで提示される傾向があります。どちらの教科書を採用している場合でも、単元テストの前には「教科書の巻末にある新出漢字一覧」をコピーし、未習・既習のチェックリストを作成しておくことが確実なテスト対策になります。
なお、2020年度の学習指導要領改訂により、都道府県漢字(4年生配当の20字)が小4へ前倒しされました。5年生の社会科(日本の国土と産業)では、これらの都道府県名や各地の特産物を記述する機会が頻繁に訪れます。「茨城」「愛媛」「新潟」などの漢字表記が小5の地理的分野で確実に書けるかどうかも、国語テストの枠を超えて確認しておく必要があります。
【無料プリント&2026年最新ドリル】家庭で無理なく継続できる厳選教材
漢字の定着には、日々の反復が欠かせません。しかし、ただノートに10回ずつ機械的に書き写す「作業」は、子どもの学習意欲を著しく削ぎます。家庭学習を円滑に進めるための実践的なツールを紹介します。
活用すべき小学5年生漢字プリント無料サイト
家庭学習の強い味方となるのが、Web上で無料ダウンロードできる漢字プリントです。
- ちびむすドリル:画数、書き順、熟語の例文が極めてバランスよくまとまっており、1日1枚のペース配分に最適です。教科書別の対応表も充実しています。
- ぷりんときっず:見やすいフォントと適度なマス目サイズで、文字のバランスを崩しやすい児童の書き取り練習に定評があります。
無料プリントを活用する際のコツは、「読み問題」から先に解かせることです。読めない漢字を書くことはできません。まず音訓の読みをスピーディーに全問正解させた後に、書く練習へステップアップさせると子どもの心理的負担が大幅に軽減されます。
2026年最新漢字ドリルのおすすめと選び方
市販ドリルを導入する場合、2026年現在のトレンドは「意味や語源のビジュアル化」にあります。単なる書き取り用ドリルではなく、イラストや図解で熟語の使われ方を直感的に理解できる教材が支持を集めています。
なかでも、累計実績のある「くもんの小学ドリル 5年生の漢字」や、語彙力増強を兼ねた「小学漢字 1026字の正しい書き方」(旺文社)は基礎から応用まで網羅性が高くおすすめです。また、家庭学習のモチベーション維持には、短時間で1回分が終わる「毎日のドリル」(学研)のような小分け構成の教材が適しています。
【5年生の漢字一覧】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:5年生の漢字が多すぎて覚えきれません。効率の良い覚え順はありますか?
A1:画数順ではなく、「熟語のグループ」ごとに覚えるのが最も効率的です。例えば「貿易」「輸入」「輸出」のように社会科の言葉と連動させたり、「潔白」「清潔」のように共通する部首や意味で束ねて覚えることで、単一の文字を丸暗記するよりも記憶のネットワークが強固になります。
Q2:書き順(筆順)はテストで減点対象になりますか?厳しく指導すべきでしょうか?
A2:定期テストの漢字書き取り問題そのものでは書き順のプロセスまでは見られませんが、漢字テストの大問として「正しい書き順を選ぶ問題」が頻出します。さらに重要なのは、書き順が乱れていると「はね・とめ・はらい」の形が崩れ、トメやハネの不備で減点されるリスクが跳ね上がる点です。最初の導入段階で正しい筆順を指でなぞらせる習慣をつけておくべきです。
Q3:中学受験を考えていますが、小5の漢字は小学校レベル以上の対策が必要ですか?
A3:必須です。難関・中堅を問わず、中学入試の国語では小5配当漢字が同音異義語や三字・四字熟語、ことわざ・慣用句の構成要素として問われます。小学校の基礎ドリルを終わらせた後は、受験専用の語彙問題集で「複数の意味を持つ漢字の使い分け」まで踏み込んで対策を進める必要があります。
まとめ:小5漢字の克服が中学以降の国語力を決定づける
小学5年生で習う配当漢字193字は、単に小学校のテストを乗り切るための一過性の課題ではありません。新聞記事や一般書で使われる常用漢字のコアが凝縮されており、ここで培った漢字力・語彙力は、中学進学後の読解力や高校入試の論述問題に直結します。
「難易度が上がったから」と焦って無理な書き取りを強要するのではなく、部首の意味を紐解き、日常生活や他教科の語彙と結びつける指導が有効です。無料プリントや最新のドリルを上手に日々のスケジュールへ組み込み、つまずきの芽を早期に摘み取っていきましょう。 (出典: 5 年生 漢字 一覧(Yahoo!ニュース))